日本経営工学会誌
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集積利益に関する解析(第1報)
殿木 義三藤本 義治
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1979 年 30 巻 1 号 p. 54-58

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抄録

複数個の経営の地方的な並存による集積利益と一般によばれている集積利益に関する研究は, ほとんど定性論であり数理的分析は加えられていない.本稿は, なぜこのような集積利益が集積地域に生じるかについて数理的に説明することを目的としている.Christallerの演繹的方法に則り, 集積利益に関する各種要因からいくつかの要因を抽出し, ポアソン分布の変動係数の単調減少性に注目して要因間に意味適合性をもつ理論を, まず思考によって構成した.次いでこの理論の妥当性を医療機関, 機械工場, ならびに小売業店舗の地域分布から実証した.

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© 1979 公益社団法人 日本経営工学会
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