日本経営工学会誌
Online ISSN : 2432-9983
Print ISSN : 0386-4812
作業者が複数の生産システムにおける費用最小サンプル・サイズ : 作業測定における費用を考慮したサンプル・サイズの決定について(第2報)
木暮 正夫西山 徳幸
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1980 年 30 巻 4 号 p. 326-332

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抄録
第1報では, 作業者がひとりの生産システムの設計とそのシステムの運用において, 作業時間の期待値μが未知のためにn個の観測時間の平均値x^^-をその代わりに用いることによって発生する諸費用(損失)を考え, これらを最小にするためのサンプル・サイズの決定を提案した.第2報では, 複数の作業者がそれぞれ個別に同種の作業を行なうような生産システムを対象とする.複数の作業者のなかから1人が選ばれて時間研究の被観測者となり, その結果をレイティングしたうえで当該生産システムに従事する全作業者に対して測定結果が適用される.この場合に発生する生産システムの設計ならびに運用の損失および作業測定に要する費用などの総和を最小にするためのサンプル・サイズの決定法を, 従来のレイティング・システムを前提として与える.
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© 1980 公益社団法人 日本経営工学会
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