抄録
コンクリート系プレハブ住宅の部材生産においては同一工程で顧客仕様の特殊部材と生産者仕様の標準部材との両方を生産している.一方, 部材を生産するに当たってはおのおの型枠を必要とするが, 特殊部材の場合は注文到着のつど型枠を生産する必要があるが, 標準部材の場合はあらかじめ型枠を用意しておき見込み生産を行なうことができる.本研究では従来の基本モデルを拡張し, 型枠生産時間および部材枚数の注文による変化を考慮したうえで, 特殊部材の生産指示方式として計算期間法と時点計算法とに分け, 標準部材用型枠保有枚数が納入リードタイムおよび標準部材の在庫量に与える影響を解析し, 上記の関係式を再帰式として定式化した.これにより, 本生産システムにおける標準部材用型枠保有枚数決定のための基礎資料を得ることができた.