日本経営工学会誌
Online ISSN : 2432-9983
Print ISSN : 0386-4812
多次元類型要因の設定のための類型構成法(II) : 作業集団の設計に関する研究(第3報)
永井 義孝天田 三郎新宮 哲郎
著者情報
ジャーナル フリー

1981 年 32 巻 3 号 p. 195-201

詳細
抄録
本研究は, 効果的作業集団の設計法を, 作業集団構成要因の属性規定および構成要素間の二つの側面から研究しようとしている.方法論の特徴は, 個体類型を用いた新しい設計操作法を確立しようとしていることである.本報では, 集団構成要因間の関連性を究明できる一つの類型構成法を提示している.属性空間・条件空間・効果性空間の三つの多次元空間を設定し, それぞれの類似性評価基準を用いて類型を合理的に見い出す.そのための類型化アルゴリズムを提示し, 測定された330のサンプルを使用してこの手続の具体例を示している.作業者と関連づけた場合の課業類型の構成結果を例示し, これらの結果から, 提示した類型構成法の有効さを実証している.
著者関連情報
© 1981 公益社団法人 日本経営工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top