日本経営工学会誌
Online ISSN : 2432-9983
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人事考課における寛大化傾向・中央化傾向・厳格化傾向の定量的分析
山下 洋史大野 高裕尾関 守
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1990 年 41 巻 5 号 p. 336-341

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抄録
人事考課において, 同一の被評定者を評定すればどの評定者も同一の評定をすることが理想である.しかし, 現実には評定者によって異なった評定をすることがほとんどであり, 評定者別の評定傾向が存在するといわれる、われわれは, 従来の研究〔1〕において評定者の評定傾向を定量的に分析するためのレイティング・モデルを提案している.本研究では, 従来の研究〔1〕から得られた評定者の評定傾向の影響と評定傾向カテゴリー(寛大化傾向, 中央化傾向, 厳格化傾向)を対応づけるためのモデルを設定し, これらの評定傾向カテゴリーについて定量的に分析を行う.
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© 1990 公益社団法人 日本経営工学会
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