日本経営工学会誌
Online ISSN : 2432-9983
Print ISSN : 0386-4812
コンテナ容量と工程間流れの異なる複数製品を考慮した場合の多目標混合整数計画法によるモデルアプローチ : JITシステムにおけるかんばん枚数の決定に関する研究(第2報)
洪 性讃福川 忠昭
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1994 年 45 巻 1 号 p. 48-55

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抄録
第1報では, JITシステムにおけるかんばん枚数の決定にあたってコスト要因の他に, かんばん枚数の決定に影響を与える要因である需要量, 工程間の目標在庫水準, 在庫コスト, 労務コスト, 下請け企業の供給能力, 作業者の作業時間, 負荷バランスなどを考慮したうえで, かんばん枚数をベースとした決定法について提案した.本論文では第1報の課題として残した工程ごとにコンテナ容量が異なり, 複数製品が違った工程を流れる場合を考え, かんばん枚数の決め方について提案する.そして, 数理計画法の一つである多目標混合整数計画法の問題に定式化する方法を提案する.最後に, 数値例を使ってモデルの解析を行い, 結果に対する考察を行う.
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© 1994 公益社団法人 日本経営工学会
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