観光研究
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論文
「食べ歩き」の概念およびその二分化の生成要因
小泉 日和 横関 隆登
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 31 巻 2 号 p. 15-24

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抄録
本研究の目的は、「食べ歩き」という言葉を対象に、その概念を明らかにすることである。食べ歩きという言葉は2つの意味がある。つまり食べ物をあちこち食べてまわることおよび食べ物を歩きながら食べることである。このような概念が二分化した時期を新聞記事を用いて検証したところ、1985年に典型を見出すことができた。また、観光学として「食べ歩き」の概念は、“人”、“食べ物”、“店舗”、“地域”、“通過通路”、“滞留通路”で構成されていると考えた。さらに本研究では、「食べ歩き」の概念が有する応用上の意義も考察した。
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© 2020 日本観光研究学会
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