観光研究
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論文
SBW北海道大雪・富良野ルートの観光期における観光客の回遊行動分析および経済価値の推計
田平 将大 伊東 英幸藤井 敬宏
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 31 巻 2 号 p. 5-13

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抄録
わが国は、米国のシーニックバイウェイ制度を参考にして2005年に北海道に本格的に導入され,現在までに13の指定ルートと2つの候補ルートが指定されている。本研究では、2003年度よりわが国で試験的に初めてシーニックバイウェイを導入した北海道大雪・富良野ルートを対象として、トリップ連関図の作成により観光客の回遊行動分析と、トラベルコスト法を用いた経済効果の推計を行った。その結果、シーニックバイウェイ導入後に観光客の回遊範囲が広がり、また一人あたりの消費者余剰が増加したことで、シーニックバイウェイ北海道大雪富良野ルートの観光期における経済効果は約3,413億円と推計された。
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© 2020 日本観光研究学会
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