観光研究
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論文
観光者の購買行動を促す店舗の評価に関する研究
―沖縄県那覇市国際通り周辺商店街における土産物購買の場合―
上原 明直井 岳人飯島 祥二伊良皆 啓
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 32 巻 1 号 p. 5-18

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抄録
本研究は観光目的地の認知される店舗の評価と観光者の購買行動との関係性に関するモデルを検証することを目的する。調査では沖縄県那覇市国際通り周辺に訪れている観光者を対象に調査票を同封した返信用封筒を配布した(配布:2000 部、回収:445 部、有効回答数:334 部)。その結果、店舗の全体評価である「活気のある沖縄的地元感」と普段の観光旅行で買物を楽しむ特性である「SET」が、土産物購買に関わるポジティブな感情である「PA」を媒介変数とし、土産物購買に関する促された感情である「URGE」と「再購入意向」へ影響を与えている可能性が示され、その中でも、「活気のある沖縄的地元感」の影響が強いことが示された。
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© 2021 日本観光研究学会
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