日本観光研究学会全国大会学術論文集
Online ISSN : 2436-6188
第38回 日本観光研究学会全国大会
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第38回日本観光研究学会全国大会
年中行事イベントによる都市観光地のレジリエンス
―浅草・新仲見世商店街の事例―
稲本 恵子
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p. 237-242

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抄録

浅草は、都市部にある観光地として国内外から観光客を集めるが、雷門から仲見世、浅草寺といった観光スポット周辺には、多種多様な業種の商店が連なる商店街が存在する。浅草は歴史的文化的行事、祭事を含む季節毎に催行される年中行事が多く、それらに合せて来訪する観光客も多い。さまざまな主体やコミュニティが行事に合せて行政支援を受けながら、または独自でイベントを企画運営している。浅草の中心を東西に横断する浅草新仲見世商店街は、時代の流れとともに賑わいの盛衰を経験し、復興や活性化に際して振興組合が積極的に活動を行っている。年中行事イベントの開催は観光客の回遊を促進し都市観光地で、それによるレジリエンスがみられる。

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