日本観光研究学会全国大会学術論文集
Online ISSN : 2436-6188
第38回 日本観光研究学会全国大会
会議情報

第38回日本観光研究学会全国大会
カーニバルの視点からとらえたガストロノミーツーリズムの対話的交流と地域文化発信の分析
―奈良とニュージーランドの地域の食文化体験に着目して―
中野 宏幸高梨 博子
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 243-248

詳細
抄録

本研究は、バフチンの対話原理におけるカーニバルの視点から地域のガストロノミーツーリズムをとらえ、奈良とニュージーランドの地域の比較を通じ、食を巡る文化や舞台の演出並びに交流進化の枠組みについて考察したものである。外国人訪問者との対話の観察、自治体や公共企業へのインタビューにより、対話での多様性に対する共愉や笑いといったカーニバル的な要素の所在を確認するとともに、食の伝統と文化を踏まえた自治体や国が主体となった取り組み、地元の積極的な活動による地域振興の可能性を提示した。

著者関連情報
© 日本観光研究学会
前の記事 次の記事
feedback
Top