主催: 日本観光研究学会
会議名: 日本観光研究学会全国大会
回次: 39
開催地: 大阪成蹊大学 駅前キャンパス(大阪市)
開催日: 2024/12/06 - 2024/12/08
p. 307-312
本研究は、日本の旅館業における CapEx について、施設の属性による特徴を明らかにすることを試みた。その結果、安価・小規模・1 軒のみの独立経営の場合は、CapEx の実施が容易ではないこと及び、中長期戦略に基づいた CapEx の実施施設も少ないが、積立金まで一貫した戦略となっていないことが明らかになった。即ち、個別施設の老朽化問題の対策でありながら、老朽化による廃業を防止すると同時に地域再生への好影響を与えるために、小規模 1 軒の独立経営(主に家族経営)に変化をもたらす要素して CapEx を位置づけさせることが考えらえる。