日本観光研究学会全国大会学術論文集
Online ISSN : 2436-6188
第39回 日本観光研究学会全国大会
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第39回日本観光研究学会全国大会
開発途上国における飲食行動の推奨基準からの逸脱
―インド旅行者の実態評価―
山川 路代田中 優子時信 亜希子津田 敏秀
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キーワード: 飲食行動, インド, 旅行者, 下痢
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p. 96-100

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抄録

本研究では、インド・デリーにあるゲストハウスに宿泊する日本人を対象に、渡航医学で従来から活用されている安全な食事の選び方の推奨基準と、熱帯や開発途上国への旅行者に最も多い健康問題である下痢症との関連性を検討した。対象者の 44.0%が何らかの随伴症状を伴う下痢を発症し、カットされた生の野菜や果物、氷入りの飲み物が下痢発症リスクの増加と関連していることが示唆された。今後、旅行者への安全な飲食行動に関する情報提供を行うとともに、実施可能な行動の選択肢について検討する必要がある。

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