日本観光研究学会全国大会学術論文集
Online ISSN : 2436-6188
第40回 日本観光研究学会全国大会
会議情報

第40回日本観光研究学会全国大会
東京都民のオーバーツーリズムに関する認識について
伊藤 穂高, 三玉 真, 小笠原 悠, 清水 哲夫
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 47-51

詳細
抄録

本研究では東京都民 9,200 名を対象としてオーバーツーリズムに関する認識を調査した。因子分析およびクラスター分析の結果,住民は観光の経済的・社会的便益を一定程度認識する一方,混雑,物価上昇,治安悪化等の負の影響も強く意識していることが明らかとなった。特に観光・ホスピタリティ産業への従事経験が認識差に影響を及ぼし,住民は「高認識層」「一般層」「低認識層」に類型化された。全体として観光の地域経済・雇用への寄与は中立的に評価される傾向にあるが,これは少数の高認識層が押し上げた結果であり,大部分の回答者は観光の地域への恩恵に懐疑的態度が優勢であることが示唆された.

著者関連情報
© 日本観光研究学会
前の記事 次の記事
feedback
Top