日本看護評価学会誌
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研究ノート
造影剤副作用対応に関する看護師対象の院内教育プログラムの開発と評価
津田 絵美児玉 ゆう子佐藤 智彦
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2020 年 10 巻 2 号 p. 61-68

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抄録

 【背景・目的】本研究では,造影剤副作用対応に関する新規の院内マニュアルの理解・浸透のために企画した現任教育プログラムが,看護師の造影剤副作用発症時の対応能力の向上に及ぼす影響を評価した.

 【方法】X病院で造影CT検査を行う看護師への同プログラムは,①マニュアルを用いた講義,講義前後の②知識テスト(12項目),③技術テスト,および④デブリーフィングで構成した.②と③の結果を受講前後で比較した.

 【結果】参加者30名の内訳は,副作用対応経験あり14名,なし16名であった.参加者全体の正答率(%)は,知識テスト(受講前−後:38.6-80.5),技術テスト(43.9-85.9)ともに受講前後で上昇した(各p<0.05).受講前の知識テストの2項目では経験あり群の得点が高かったが,受講後のその得点は両群で同等であった.

 【結論】この現任教育プログラムは,それまでの造影剤使用経験や副作用対応経験に関わらず,看護師の知識と技術を高めることに寄与した.

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