抄録
平成12年4月から5月にかけて, 福岡県内で増感紙-フィルム系を採用してマンモグラフィを実施している62施設に対してアンケート調査を行った。内容は, 撮影条件, X線装置, 感光材料, 現像処理条件, 品質管理などである。58の施設 (94%) から回答が得られたので, これらのアンケートについて集計と解析を行った。また, 増感紙-フィルム系, グリッド, 現像条件, X線質などの平均乳腺線量や画質に影響を与える因子について, 次の2つの照射条件によって撮影を行い解析した。
今回行った調査は, マンモグラフィを用いた乳癌検診の確立のためには有用であろう。