日本乳癌検診学会誌
Online ISSN : 1882-6873
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福岡県におけるマンモグラフィの実態調査
画質と線量に影響を与える因子の解析
田中 勇村上 典子畑田 俊和野村 純恵王丸 明子秋田 富二代豊永 真紀子満園 紫亀井 良子赤司 薫中原 博子梶原 弘毅東田 善治
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2003 年 12 巻 2 号 p. 199-208

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抄録
平成12年4月から5月にかけて, 福岡県内で増感紙-フィルム系を採用してマンモグラフィを実施している62施設に対してアンケート調査を行った。内容は, 撮影条件, X線装置, 感光材料, 現像処理条件, 品質管理などである。58の施設 (94%) から回答が得られたので, これらのアンケートについて集計と解析を行った。また, 増感紙-フィルム系, グリッド, 現像条件, X線質などの平均乳腺線量や画質に影響を与える因子について, 次の2つの照射条件によって撮影を行い解析した。
今回行った調査は, マンモグラフィを用いた乳癌検診の確立のためには有用であろう。
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© 日本乳癌検診学会
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