日本応用動物昆虫学会誌
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クマリン系殺そ剤ワルファリンにおける毒飼消費量,Prothrombin Timeの延長,死亡率,血管抵坑減弱の相互関係
草野 忠治
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1960 年 4 巻 1 号 p. 31-37

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抄録
毒飼摂食時間,投薬回数,ワルファリン濃度,死亡率,prothrombin timeの延長,血管抵抗減弱度の相互関係から,1日あたりの毒飼摂食時間が長いほど100%の死亡率をうるのに必要な濃度および投薬回数が少なくてよいことが明らかになった。これはprothrombin time値ならびに血管抵抗の減弱が斉一に増大することによる。また中毒死亡ネズミの剖検により,1日あたりの摂食時間の長いほど消化管,脳出血で死亡するものが多い。
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© 日本応用動物昆虫学会
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