日本応用動物昆虫学会誌
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ニクバエおよびアズキゾウムシに対する麻酔剤としての炭酸ガス
シャーマン マーチン早川 充
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1961 年 5 巻 2 号 p. 151-153

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抄録

センチニクバエおよびアズキゾウムシに対する炭酸ガスの麻酔効果および毒性を試験した。
炭酸ガス露出時間が長いほど両種こん虫のそ生に要する時間は長くなった。ニクバエにおいては羽化後6∼8日のものは2∼4日のものより麻酔された時間が長くなるがアズキゾウムシでは羽化後3日まで差がなかった。
ニクバエに対し70分以内の露出は無毒であるが180分になると毒作用を示し特に老令虫区では約60%の死亡率を示した。一方アズキゾウムシに対しては180分露出でも炭酸ガスは無毒であった。

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