日本サルコペニア・フレイル学会誌
Online ISSN : 2759-8829
Print ISSN : 2433-1805
原著
八戸市立市民病院に通院中の高齢者糖尿病におけるサルコペニア
―2018年度と現在との比較―
工藤 貴徳
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2023 年 7 巻 1 号 p. 85-89

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抄録

[目 的]

2018年度に高齢者糖尿病におけるサルコペニアの現状について評価したが,現在と比較することで,サルコペニアが悪化する危険因子について検討することにした。

[方 法]

2021年度にサルコペニア新規発症の有無を比較し,サルコペニアに関連する因子について検討した。また,2018年度と2021年度の比較からサルコペニアとの関連性を検討するうえで,SMI(Skeletal Muscle Mass Index)の変化量と関連する因子について検討した。

[結 果]

新規発症の有無の比較からのロジスティック回帰分析の結果,新規発症に影響を及ぼす要因として抽出されたのはSMI,性別,糖尿病網膜症であった。SMI変化量(ΔSMI)と有意な相関関係が認めた項目を説明変数として,目的変数をΔSMIとする重回帰分析を行い,ΔBMI(Body Mass Index),ΔPで有意差を認めた。

[結 論]

男性で糖尿病網膜症がある方,また,SMIの変動とともに,体重,血清Pの変動を確認することで,サルコペニアの早期発見,介入できる可能性があると考えられた。

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