日本サルコペニア・フレイル学会誌
Online ISSN : 2759-8829
Print ISSN : 2433-1805
原著
通いの場における口腔機能低下予防教室実施前後の口腔機能および嚥下機能の変化
林 駿松田 崇増垣 孝規新田 仁美近江 恵美松木 久美子中藤 真一
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2024 年 8 巻 1 号 p. 90-97

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抄録

[目 的]

通いの場に参加する高齢者の口腔機能,嚥下機能の介入前後の変化を把握すること。

[方 法]

28名(79.5±4.5歳)を対象に問診と口腔機能検査と嚥下機能検査を実施した。検査後レジスタンストレーニングと食事指導を行い,3ヶ月後再評価を実施した。

[結 果]

初回評価時の口腔機能検査の中央値は,咀嚼チェックガムが8点,舌圧30kPa,オーラルディアドコキネシス/ta/が6回/秒で正常であった。嚥下機能は,Repetitive Saliva Swallowing Test(RSST)は平均5.2回/30秒と正常であったが,100 ml水飲みテストは平均10.79秒と延長していた。嚥下機能は14名で異常を認めた。介入前後の口腔機能検査,嚥下機能検査の異常項目数の平均は3.4から2.5に有意に減少した。

[結 論]

通いの場に参加する高齢者の口腔機能は良好であるものの,軽度の嚥下機能の低下がある可能性が示唆された。レジスタンストレーニングや食事指導により口腔機能,嚥下機能は介入前後で変化がみられた。

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© 2025 一般社団法人 日本サルコペニア・フレイル学会
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