経営情報学会誌
Online ISSN : 2435-2209
Print ISSN : 0918-7324
論文
情報産業を促進する公共政策の評価と比較
木嶋 恭一
著者情報
ジャーナル フリー

1995 年 4 巻 2 号 p. 53-70

詳細
抄録

本論文は、ソフトウェア産業などの情報産業を促進するために政府が取るべき政策について、その基本的アイディアをモデル化し評価・比較することを目的とする。情報産業は、情報ないしは知識を取り扱うが、これは次の意味で他の産業と際だって異なる特徴を有している。すなわち、情報や知識を作り出すには莫大なマンパワーを必要とするにもかかわらず、それをコピーするのはきわめて容易であるという点である。

まず、情報産業における研究開発を促進するにはある種のインセンティプメカニズムが必要であることを示し、メカニズムが満たすべき条件(望ましさ)をいくつかの側面から吟味する。ついで、4つのメカニズムを提案し、それらを比較検討する。これにより、たとえば、法律的な規制が情報産業育成に必ずしも有効ではないことを示した。

著者関連情報
© 1995 一般社団法人 経営情報学会
前の記事 次の記事
feedback
Top