経営情報学会誌
Online ISSN : 2435-2209
Print ISSN : 0918-7324
論文
意思決定集団における世界観の相互異質性の効果とその分析可能性
上田 泰
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1995 年 4 巻 3 号 p. 47-63

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抄録

組織の意思決定が集団化の様相を呈するにつれて,集団意思決定の効果に対する理論的,実証的な検討の必要性が叫ばれている。意思決定の良否には,意思決定主体の情報処理に影響する世界観の是非が大きくかかわっているが,個人の意思決定に対する集団意思決定の特長は,互いに異質な世界観を持つ集団メンバーの相互作用が,当該メンバーに世界観の止揚につながる危機意識を誘発させ,世界観の上揚を促進させるところにある。意思決定集団が持つ,この相互異質性の効果に注目し,それを実証的に分析するためのオープンシステム的な枠組を使って,世界観の上揚というアウトプットを生み出すインプット面(人的特性面)とプロセス面(コミュニケーション面)に着目することで,それに関して行われた従来の研究を概観する。従来の研究では,このいずれかの側面に注目して相互異質性の効果に対する検討が行われているが,今後の分析では,両側面を同時に考慮する必要性のあることが主張される。

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© 1995 一般社団法人 経営情報学会
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