2026 年 46 巻 p. 412-423
目的:看護師のNarrative Competenceの構成要素と獲得プロセスを明らかにすることを目的とした.
方法:対話力があると判断された看護師に半構造的面接を行い,質的帰納的手法およびM-GTAを併用し分析を行った.
結果:看護師のNarrative Competenceは【セルフコントロール】【信頼関係構築】【看護プロフェッショナリズム】【語りを開く姿勢】【共感的課題解決志向】で構成され,その獲得プロセスは【自己との対峙】【共感と多様性への眼差し】【成長と変化の促進】【ワーク・エンゲージメントの向上】を円環的に辿る中で進行,洗練されることが示された.
結論:看護師のNarrative Competenceを構成する5つの要素は,対話における一連の実践的能力を体系的に捉えていること,またその獲得プロセスは,自己変容を伴う専門職としての成熟過程であることが示唆された.