会津中央病院救命救急センター
日本医科大学大学院医学研究科救急医学分野
2014 年 28 巻 2 号 p. 46-51
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「心筋挫傷」という用語は,明確な臨床診断基準が確立しないまま慣習的に使用されてきた.発生頻度も明らかでない.来院時血行動態が安定している患者の合併症発生の予測も困難であったが,最近心筋バイオマーカーと心電図を組み合わせることで,厳重にモニタリングする必要のない集団を選別することが可能になってきた.合併症を予測,対処する努力は今後も継続すべきだが,より明快な「鈍的心損傷」への統合を行う時期になったと考える.
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