東京大学経済学部
2007 年 44 巻 1 号 p. 29-39,101
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本論文では,制度変化を,(1)経済システムを構成する個々の主体の属性変化,および(2)各属性をもつ主体の人口構成変化に分解するための分析枠組みを提示するとともに,その枠組みを戦後日本のメインバンク制と戦前日本の綿紡績業における企業組織に応用した筆者の研究を紹介する。それらによると,メインバンク制と紡績業の企業組織の時間的変化の相当部分は,企業人口構成の変化によって説明される。このことは,制度変化の説明に関して,進化ゲーム理論的アプローチが少なくとも部分的には有効である可能性を示唆している。
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