コミュニケーション障害学
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東京都のことばの教室の概要と吃音指導
髙橋 三郎
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2022 年 39 巻 2 号 p. 91-96

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抄録
ことばの教室は通常学級に在籍する吃音等の言語障害のある児童が週1回程度通い,言語指導を受ける場であるが,その実態はあまり知られていない。そこで本稿では東京都のことばの教室の概要を説明し,筆者が行っている吃音指導を紹介した。まず,ことばの教室に関連する法令等の規定に触れ,通級する吃音児の数は増加傾向にあること,自校通級よりも他校通級が多く週1日1〜2単位時間の指導が多いことを述べた。また,入級システム,認可外の指導についても言及した。吃音指導については,発話面に対して流暢性形成法や,必要に応じて吃音緩和法を,感情・態度面に対して問題焦点型コーピングの指導を実施していることを述べた。加えて,担任に対するガイダンスや吃音理解授業について触れた。最後に,ことばの教室の指導をより充実させていくために解決すべき今後の課題について論じた。
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© 2022 日本コミュニケーション障害学会
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