コミュニケーション障害学
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思春期・青年期 における語用能力の発達:ことばのつかいかたテストによる自閉スペクトラム症児者と定型発達児者の比較
水谷 柳子大井  学福田 純子平谷 美智夫
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2023 年 40 巻 2 号 p. 71-79

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抄録
本研究では思春期・青年期の自閉スペクトラム症(ASD)児者および定型発達(TD)児者を対象に, ASD 児者の語用能力がTD 児者に追いつくのか,追いつくとすればそれはいつか,について検討することを目的とした。中学・高校生および高校卒業以上の12 歳から33 歳までのASD 児者62 名,TD 児者144 名それぞれについてことばのつかいかたテスト(TOPJC)正答数と年齢との相関を求め,両群の正答数を比較した。その結果,TOPJC が測定する語用能力においてTD 児者は年齢的な変動を示さないことが示された。ASD 児者は12 歳を過ぎてもまだ語用能力について習得の途中であり,19 歳以降にはTD 児者に語用能力が追いつくことが推測された。また中学・高校の時期のASD 児は皮肉の理解に関してまだ習得途中であることが示唆された。ASD の中高生においてもTOPJC を用いたアセスメントは有用であることが示された。
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© 2023 日本コミュニケーション障害学会
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