コミュニケーション障害学
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手動玩具と自動玩具が母子間の言語的かかわりに与える影響:自閉スペクトラム症幼児と定型発達幼児を対象として
溝江  唯大伴  潔
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2023 年 40 巻 2 号 p. 99-106

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抄録
本研究では29 〜35 カ月の自閉スペクトラム症(ASD)幼児とその母親10 組,および23〜29 カ月の定型発達(TD)幼児とその母親10 組を対象とし,手で操作する玩具を使用した手動玩具条件と,スイッチで動く玩具を使用した自動玩具条件間における母親の言語入力や幼児の行動の違いを明らかにすることを目的とした。その結果,両群ともに,手動玩具条件における母親の言語入力の頻度が自動玩具条件よりも有意に多いことが認められた。加えて,TD 幼児の母親においては母親の言語入力における自立語の種類数が多いことも示された。ASD 幼児の母親においては,手動玩具条件において語用論的機能を有する動詞の語末形態素の種類数が自動玩具条件よりも多いことが認められた。このようなことから,手動玩具を用いた遊びは母親の言語表現が豊かで,言語的なやり取りを促す環境を提供すると考えられる。
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© 2023 日本コミュニケーション障害学会
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