日本外科系連合学会誌
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症例
尿管S状結腸吻合術24年後に発症した吻合部腺癌の1例
片桐 敏雄岡本 康介小池 淳一大塚 由一郎田村 晃船橋 公彦金子 弘真寺本 龍生渋谷 和俊高橋 敬二
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2007 年 32 巻 2 号 p. 234-237

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抄録
尿管S状結腸吻合術24年後に発症した吻合部腺癌の1例を経験した。症例は90歳, 男性, 24年前膀胱癌にて膀胱全摘出術および尿管S状結腸吻合術を施行された。血便を主訴に当院を受診した。大腸内視鏡検査を行ったところS状結腸の左尿管吻合部と右尿管吻合部付近にそれぞれ腫瘍を1カ所ずつ認めた。悪性腫瘍を疑い生検を行ったがそれぞれGroup 3, Group 4であった。大腸内視鏡の肉眼所見では癌の可能性も否定できず, 遺残尿管を含むS状結腸切除術を施行した。病理組織診断では, 左尿管吻合部腫瘍は腺癌, 右尿管吻合部腫瘍は腺腫の診断であった。尿管S状結腸吻合術後は長期予後において癌の発生する頻度が高いといわれており, 本術式の既往のある症例には腸管の精査が必要であると思われた。
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© 2007 日本外科系連合学会
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