三井記念病院外科
2010 年 35 巻 1 号 p. 94-99
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症例は49歳,男性.2005年7月,検診の腹部超音波検査で脾腫瘤を指摘され当院内科紹介受診.腹部造影CTで脾上極に長径3.8cmの単発性低吸収域の腫瘤を認めたが,身体所見および血液生化学検査で異常を認めず経過観察とした.2006年9月のCTで4.4cmと増大傾向を示しFDG-PETで同部位に集積亢進を認めた.悪性腫瘍を否定できず同年10月,開腹脾臓摘出術を施行した.病理組織学的診断は脾原発の炎症性偽腫瘍であった.
日本外科系学会連合会誌
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