日本外科系連合学会誌
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臨床経験
多発性末梢動脈瘤を伴った炎症性腹部大動脈瘤の治療経験
皆川 幸洋
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2014 年 39 巻 1 号 p. 14-18

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抄録
症例は54歳,男性.某年10月にラクナ梗塞の診断で神経内科入院中に発熱と腹部拍動性腫瘤があり,腹部CT検査にてマントルサインを伴う最大短径約67mm大の腹部大動脈瘤を認め,切迫破裂が危惧されるため循環器科へ紹介となった.ステロイドの内服を開始したところ解熱傾向がみられ,白血球数,CRPも低下し,手術目的に当科転科となった.Y字型ePTFEグラフトを用いて人工血管置換術を施行した.術後約2年後左下肢200m間欠性跛行を認め,精査にて22mm大の右大腿動脈瘤と左下肢閉塞性動脈硬化症を認めたため大腿動脈人工血管置換術およびバイパス手術を施行した.その時約1.9cm大の左膝窩動脈瘤を認め,約1年後に大伏在静脈による置換術を施行した.
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© 2014 日本外科系連合学会
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