日本外科系連合学会誌
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臨床経験
Surgical Interventionの対象となったGastrointestinal stromal tumor(GIST)26例の検討
田邉 和孝徳家 敦夫影山 詔一中村 公治郎杉本 真一高村 通生尾﨑 信弘
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2014 年 39 巻 1 号 p. 19-24

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抄録
はじめに:GISTは消化管由来の間葉系腫瘍の中では最も頻度の高い腫瘍であり,近年分子標的薬イマチニブの登場により治療戦略に大きな変化を遂げたといえる.今回,当院におけるGIST症例の臨床病理学的特徴を検討した.方法:1999年5月から2007年12月の間にsurgical interventionの対象となったGIST症例26例の検討を行った.結果:好発年齢は60歳代であり性差は認めなかった.ほとんどが胃原発であり,免疫組織学的に検査された全例でKITあるいはCD34が陽性であった.高リスク群の5年全生存率は80.0%,その他のリスク群では100%であり,統計学的な有意差は認めなかった.一方で,高リスク群の4年無再発生存率は41.7%であり,その他のリスク群の100%と比較して,有意に不良であった.結語:高リスク群におけるadjuvant療法の重要性が再確認される結果であった.
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© 2014 日本外科系連合学会
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