日本外科系連合学会誌
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症例報告
胃癌ESD後穿孔に対して腹腔鏡下修復術が有用であった1例
羽藤 慎二浅野 博昭伊野 英男内藤 稔
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2014 年 39 巻 4 号 p. 697-702

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抄録
早期胃癌に対し,内視鏡的粘膜下層剝離術(以下,ESD)は,機能温存,低侵襲の利点から広く行われているが,合併症として穿孔が挙げられる.また,消化器外科領域において手術侵襲軽減のため腹腔鏡下手術が広く施行されるようになってきている.今回われわれは,胃ESD後に合併した穿孔性腹膜炎に対し,腹腔鏡下手術を施行し,良好な経過をたどった1例を経験したので報告する.
症例は80歳の男性.胃体上中部の早期胃癌に対してESDが施行された.ESD時に穿孔しクリップにて閉鎖したが,16時間後に汎発性腹膜炎を合併し,緊急手術を行った.腹腔鏡下に縫合閉鎖による穿孔部の修復術およびドレナージ術を施行し,術後は良好に経過した.胃ESD後の穿孔性腹膜炎に対する腹腔鏡下修復術は,有用な治療選択肢の一つと考えられた.
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© 2014 日本外科系連合学会
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