日本外科系連合学会誌
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症例報告
術前診断により腹腔鏡下手術施行した子宮広間膜裂孔ヘルニアの1例
小杉 千弘幸田 圭史田中 邦哉鈴木 正人山崎 将人首藤 潔彦松尾 憲一平野 敦史有光 秀仁白神 梨沙
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2014 年 39 巻 4 号 p. 799-803

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抄録
術前診断により腹腔鏡手術が可能であった子宮広間膜裂孔ヘルニアの1例を報告する.症例は50代,女性.平成24年8月に腹部痛,嘔吐が出現し近医受診し,腸閉塞の診断で当院紹介受診.CTで子宮広間膜裂孔ヘルニアの診断となり入院した.絞扼性腸閉塞の所見を認めなかったため,待機的手術の予定としイレウス管を留置.3日後に3ポートでの腹腔鏡下手術を施行した.子宮左側広間膜に4cmの異常裂孔を認め,小腸が嵌入していた.裂孔を1cm切開し拡張させ,約40cmの嵌頓小腸を引き出すことができ,腹腔鏡下手術で完遂可能であった.子宮広間膜裂孔ヘルニアは稀な疾患であり,術前診断が困難な場合がある.しかしCTを用いた術前の確定診断ができ,イレウス管による腹腔鏡手術時の視野確保が得られた場合には,待機的腹腔鏡下手術が可能であることが示された.
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© 2014 日本外科系連合学会
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