日本外科系連合学会誌
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症例報告
乳腺紡錘細胞癌の2例
平尾 具子細井 孝純青松 幸雄中尾 武杉原 誠一堤 雅弘今川 敦史
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2014 年 39 巻 5 号 p. 874-881

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抄録
乳腺紡錘細胞癌は全乳癌の0.08~0.72%と稀な疾患である.今回急速に進行し予後不良であった2例を経験したので報告する.症例1は43歳女性.平成19年に右乳房腫瘤に気付き,2日後に受診.乳癌と診断し乳房切除術と腋窩リンパ節郭清術を行った.病理診断は紡錘細胞癌ステージⅡB[T2(2.5cm)N1(1/15)M0]で,術後補助化学療法終了3カ月後に肺・肝転移をきたし,ビノレルビン療法を開始したが急激に進行し2カ月後に死亡された.症例2は52歳女性.毎年乳癌検診を受けており,検診11カ月後に腫瘤に気付き受診.紡錘細胞癌と診断し乳房切除術と腋窩リンパ節郭清術を行った結果,ステージⅡB[T2(4cm)N1(14/20)M0],ER陰性,PR陰性,HER2陰性で,術後補助化学療法中に多発骨転移・肺転移・胸壁再発が明らかとなりドセタキセルと放射線治療を行ったが術後10カ月目に死亡された.
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© 2014 日本外科系連合学会
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