国立病院機構高知病院外科
2016 年 41 巻 2 号 p. 167-171
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症例は63歳女性.3カ月前から急速に増大する左乳房腫瘤にて当科を受診した.来院時,左乳房全体を占める30×30cm大の腫瘤を認めた.外側は自壊し潰瘍を認め,悪臭のある滲出液がみられた.高度貧血を認め,輸血を施行するも貧血が進行するため,緊急的に左乳房切除術を施行した.術後経過は良好で,術後7日目には貧血も改善した.病理組織学的診断は良性葉状腫瘍であった.現在まで再発はみられていない.
日本外科系学会連合会誌
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