日本外科系連合学会誌
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症例報告
総胆管空腸吻合術後38年目の胆石性イレウスに腹腔鏡下結石摘除術を施行した1例
佐々木 悠大川部 篤龍見 謙太郎
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2024 年 49 巻 5 号 p. 454-459

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抄録

症例は87 歳の男性.腹部膨満感と嘔気が出現し救急外来を受診した.38年前に総胆管結石症に対して総胆管空腸吻合術後であった.CTにて小腸の胆石性イレウスと診断し同日入院となった.入院後保存的加療を行うも改善せず,腹腔鏡下結石摘除術を施行した.結石が嵌頓した空腸を切開して4.0cm大の黄色粘土様結石を摘出した.術後経過は良好で術後12病日に退院となった.退院後3カ月の現在,症状再燃なく経過している.自験例のように総胆管結石に対して胆管空腸吻合術後に胆石性イレウスを発症した例は稀な病態であり若干の文献的考察を加えて報告する.

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