日本外科系連合学会誌
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手術侵襲と輸血後GVHD
小林 英司
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1996 年 21 巻 6 号 p. 917-921

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抄録
輸血後GVHDは, 移入されるドナーリンパ球によって生じるが, ホスト側の免疫状態も重要な因子である。手術侵襲による宿主免疫能低下と輸血後GVHDの発症の関係を著者らラットGVHDモデルを用いた実験結果より概説した。手術操作を加えることでホストのリンパ球の増殖応答が障害されGVHD対する感受性が増加した。輸血のタイミングは術中が最も危険であったが術前輸血も注意が必要であった。手術の種類は臓器阻血を加えるものが危険であった。エンドとキシン血症がGVHDの発症を助長するため阻血―再潅流障害及び術後の感染症を予防することが肝要と考えられた。
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