独立行政法人国立病院機構大阪医療センター外科
蛍水会名戸ヶ谷病院・消化器病センター
2005 年 30 巻 5 号 p. 775-779
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症例は89歳の女性。直腸脱の主訴で来院。患者は3年前に当院で痔核根治術を受けていた。その際のdefecographyで直腸重積を指摘されていた。今回, 全身麻酔下に腹腔鏡下直腸固定術 (黒水法) を施行した。術後は順調に経過し退院した。本症例は他の原因は考えられず, 直腸重積が完全直腸脱に移行することを示唆する貴重な症例である。現在, 再発兆候なく外来通院中である。
日本外科系学会連合会誌
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