北海道大学腫瘍外科
2006 年 31 巻 6 号 p. 937-940
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長径9.5cmの大型の平滑筋腫を胸腔鏡下で核出し得たので報告する。症例は20歳, 男性。2~3年前から嚥下時つかえ感を自覚するも放置。今回学校検診にて胸部異常陰影を指摘され入院精査を施行したところ食道粘膜下腫瘍を認め, 食道平滑筋腫が疑われたため当科にて胸腔鏡下腫瘍核出術を施行した。右胸腔より胸膜, 筋層を切開し腫瘍を核出した。病理診断は食道平滑筋腫であり, 追加切除は必要としなかった。経過は順調で12日目に退院となった。
日本外科系学会連合会誌
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