沖縄県立中部病院心臓血管外科
2012 年 41 巻 1 号 p. 46-48
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血液培養陰性の感染性心内膜炎の原因として猫ひっかき病の起因菌であるBartonella henselaeが知られている.われわれは血液培養陰性の大動脈弁感染性心内膜炎の患者に対して大動脈弁置換術を施行した.入院前に,患者が猫との接触歴があったため原因菌はB. henselaeを疑い,PCR法とWarthin-Starry(WS)銀染色により確定診断した.詳細な病歴の聴取により正確な診断と適切な抗生剤使用を可能にした.
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