静岡市立静岡病院心臓血管外科
2014 年 43 巻 4 号 p. 209-212
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症例は24歳女性,呼吸困難,起座呼吸を主訴に前医を受診し,心臓エコー検査にて左房内腫瘤を認めたため当院を紹介されて受診した.左房内を占拠する腫瘤による心不全と診断し,緊急左房内腫瘤切除,自己心膜を用いた左房・心房中隔再建を行った.病理検査にて未分化多形性肉腫と診断された.原発性心臓悪性腫瘍は予後不良であるが,手術による完全切除と放射線・化学療法により再発兆候なく術後1年を経過した1例を経験したので報告する.
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