宮崎大学附属病院外科学講座心臓血管外科分野
2017 年 46 巻 3 号 p. 114-118
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は38歳男性で,新生児期に先天性完全房室ブロックに対し左開胸,心外膜リードによるペースメーカ治療を施行された.成人期に経静脈的心内膜リードへ変更を試みるも両側鎖骨下静脈閉塞していたため不成功に終わった.心外膜リードの閾値が上昇したため今後のシェネレータ消耗を考慮し,今回右開胸経右房的心内膜リードに変更し良好な結果を得た.右開胸経右房的心内膜リード植え込み術は,上大静脈閉塞・両側鎖骨下静脈閉塞例に対する有効な加療の1つと考えた.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら