日本心臓血管外科学会雑誌
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[大血管]
前医で大動脈閉塞バルーン留置後搬送され,術後合併症の治療に難渋した破裂性腹部大動脈瘤の1例
渋川 貴規白川 岳大森 崇弘阪越 信雄
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2020 年 49 巻 4 号 p. 228-232

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抄録

症例は74歳男性.夜間突然の腹痛を自覚し,その後呼吸困難となり前医に救急搬送となった.CTで破裂性腹部大動脈瘤と診断され,ショックバイタルにて大動脈閉塞バルーンを挿入後,手術目的に当院へ転院搬送された.緊急で人工血管置換術を施行した.後腹膜血腫と腸管浮腫が著明のため閉腹は困難であり,開放創を覆うOpen Abdomen Management(OAM)を採用した.術後管理に難渋したが救命し得たので文献的考察を加え報告する.

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