横浜市立みなと赤十字病院心臓血管外科
埼玉医科大学病院血管外科
2022 年 51 巻 3 号 p. 183-186
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74歳男性.右下肢閉塞性動脈硬化症および足部難治性皮膚潰瘍で当科紹介となった.下肢血管造影で膝関節部に限局した膝窩動脈閉塞ならびに下腿動脈閉塞病変を認めた.術前精査で心機能低下ならびに冠動脈病変が判明したため,冠動脈バイパスを先行し,2期的に下肢血行再建の方針とした.バイパスに適した自家静脈が欠如しており,後方アプローチによる膝窩動脈内膜摘除および静脈パッチ形成術を施行した.足部潰瘍は治癒し,術後1年の経過は良好である.
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