東京医科大学第2外科
2000 年 29 巻 3 号 p. 179-183
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動脈硬化に起因した複数の併存症を有する腹部大動脈瘤症例に対し, 手術侵襲を軽減する目的でステントグラフト内挿術を施行した. 極薄ダクロン人工血管に自己拡張型金属ステントを縫着したテーパー (先細り) 型ステントグラフトを作製し, これを透視下にカテーテルを用いて腹部大動脈より左総腸骨動脈に留置固定し, 大腿-大腿動脈交叉バイパスを設置することで瘤内血流を遮断し, 良好な結果を得た. 本法は外科的手術と比較して侵襲が少なく有用な治療法となり得る.
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