新古賀病院心臓血管外科
2002 年 31 巻 4 号 p. 314-316
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症例は69歳男性.慢性腎不全にて加療中に腹部大動脈瘤を指摘された.腹部正中切開にてアプローチし,腎峡部は温存,Y字型人工血管にて腎動脈下より左右総腸骨動脈までの置換を行い,併せて2本の副動脈も再建した.術後造影にて再建した動脈は開存しており,腎機能の増悪も認めていない.馬蹄腎を合併した腹部大動脈の手術において,腎栄養血管の可及的再建,温存は術後の腎機能維持に重要であると考えられた.
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