専門管理栄養士取得者数を増加させることを目的に、取得希望者の現状と課題をアンケート結果より解析した。対象は専門管理栄養士の取得を希望する2,178人とした。複数の専門管理栄養士分野を希望する者を含めた希望者数は、がん745人、腎臓病509人、糖尿病763人、嚥下リハ1,017人、在宅栄養877人だった。5年以内に専門管理栄養士の取得を予定している者は、がん26%、腎臓病21%、糖尿病17%、嚥下リハ18%、在宅栄養19% だった。統計解析は、5年以内の取得予定ありを従属変数、対象者の背景および取得における各種ハードルを独立変数として多重ロジスティック回帰分析を行った。その結果、背景では年代、学歴、勤務先、勤務年数、専門管理栄養士研修会への未参加、認定要件の理解度、ハードル面では基礎資格の取得、事例提出、学会発表、勤務調整に5年以内の取得予定ありと有意な関連を認めた。また、専門管理栄養士取得希望者の多くが資格取得後のインセンティブを希望していた。インセンティブを得 るためには取得者数を増やし、実績の見える化を進めることが重要と考えられる。