日本栄養士会雑誌
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地域在住高齢者における調理スキルと食品摂取の多様性の関連
岸 知子
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2026 年 69 巻 9 号 p. 515-

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抄録

調理スキルは、高齢者の健康状態や良好な食行動と関連があることが示唆されている。しかし、高齢者において、調理スキルと食品摂取の多様性の関連については十分に検討されていない。本研究は、地域在住高齢者を対象として、調理スキルと食品摂取の多様性の関連について検討することを目的とした。対象者は、熊本県内の老人クラブ会員で65 歳以上の者とした。自記式質問票を用いて、調理スキルおよび食品摂取の多様性を評価した。質問への回答に欠損があった者を除外し、206 人を解析対象者とした。多変量ロジスティック回帰分析を用いて、調理スキルと食品摂取の多様性の関連を検討した。全ての交絡因子を調整後、女性でのみ有意な関連があり、調理スキル中・高群を基準としたとき満点群で3.49 倍、食品摂取の多様性が高群になりやすかった(OR: 3.49、95%CI:1.39、9.59)。高齢者の調理スキルの向上は、女性において食品摂取の多様性を高める可能性があり、フレイル予防の一助になることが期待される。

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