2025 年 61 巻 Supplement 号 p. 2C06-02
本研究は、高齢患者が入院中に転倒・転落する可能性を、看護師がどのように認識しているかを明らかにすることを目的とした。A病院の高齢入院患者162名のアセスメントを担当した看護師60名を対象に、転倒・転落リスクアセスメントに関する自記式質問紙調査を実施した。重回帰分析の結果、転倒・転落リスクアセスメント結果の捉え方とアセスメントの正確さの自己評価が、高齢患者の入院中の転倒・転落リスクに関する看護師の認識と関連することが示された。